松江城は松江市街の北部に位置し、南に流れる京橋川を外堀とする輪郭連郭複合式平山城。
宍道湖北側湖畔の亀田山に築かれ、日本三大湖城の一つとされている。(山陰地方に現存する唯一の天守)
平山城で江戸時代には松江藩の藩庁として、出雲地方の政治経済の中心となったが、明治時代初頭に廃城令によって存城処分(陸軍省所管)となったため、天守以外の建物はすべて払い下げられ撤去された。
城跡は現在、松江城山公園として利用されている。
1600年(慶長5年) 関ヶ原の戦いで戦功のあった堀尾忠氏(堀尾吉晴の子)が、24万石を得て月山富田城に入城し松江藩が成立。月山富田城は中世山城であり近世城下町形成には不利であったので、末次城跡を近世城郭の候補とした。
1607年(慶長12年) 末次城のあった亀田山に築城を開始。
1611年(慶長16年) 冬、松江城落成。(堀尾吉晴はこの年6月に完成目前で急死。)
1633年(寛永10年) 堀尾忠晴没、嗣子なく堀尾氏は3代で改易となった。
1634年(寛永11年) 京極忠高が若狭国小浜藩(若狭・越前敦賀郡)より出雲・隠岐両国26万石で入封。三の丸を造営し、ここに松江城の全容が完成。
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