人食いバクテリアの恐怖!

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「人食いバクテリア」と呼ばれる致死率30~50%という非常に死亡率が高い劇症型(症状がすぐに進行する)感染症患者が過去最多に!
※2015年は、8月上旬で既に279人に達し、過去最多だった昨年1年間を上回っている

「人食いバクテリア」とは?
A群レンサ球菌やビブリオ・バルニフィカスなどの人食いバクテリアと呼ばれる菌に感染して発症してしまうと筋肉や脂肪を短時間で浸食して、高い可能性で死亡に至るというもの。
短時間で皮膚や筋肉を壊死させることから「人喰いバクテリア」と呼ばれる

ただ、これらの菌は普通なら発症しないか発症しても軽症で済む細菌。
しかし、糖尿病や肝疾患、免疫の低下している人を中心に劇症化することがあるという。

・A群レンサ球菌は咽頭炎や扁桃炎、皮膚のおできを引き起こす菌。主に喉から感染。
・ビブリオ・バルニフィカス菌は主に夏場に生の魚介類を食べることや傷口から感染する


初期症状は、38度を超す発熱、おう吐、筋肉痛など。傷口の痛みや腫れ。
激しい喉の痛みや手足の腫れなどの症状があればすぐ病院へ!

日ごろから食生活や生活習慣に気を付けて、免疫力を高めておくことが大事のようです・・・

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◎人食いバクテリアの感染例

ある時いばらの茂みに落ちた彼のバイク。手に刺さったトゲを「たいしたことない」と放置したレオナードさんであったが、それは次第に激痛へと変わり病院へ。
検査では「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌の侵入が確認され、右腕の手首から先の組織はみるみる壊死。緊急入院が決まり、「切断は避けられない」と告げられた。


45歳の男性で、下肢(かし)(脚(あし))の痛みはあったが、自分で自動車を運転して病院へきて、待合室で待っているうちに下肢の腫(は)れが増悪(ぞうあく)して気分が悪くなり、ただちに入院したが、急性心停止で死亡


最初は急な発熱だけで、ご本人も「風邪かな?」と感じていました。解熱剤で様子をみていましたが、熱は一向に下がらず、体の具合はどんどん悪くなるばかり。2日後に病院を訪れた時に、初めて右足の腫れに気が付きました。

そのまま入院となったのですが、病室で急に血圧が下がり、ショック状態となりました。直ちに集中治療室での全身管理が始まりました。救急医、内科医、整形外科医、形成外科医、等が総出で治療にあたりました。

その結果、「劇症型A群レンサ球菌」による感染のため、発熱し、その菌が右足に飛び火して、足の筋肉が化膿したことが分かりました。その日の夜、緊急手術がおこなわれました。

壊死した右足を大きく切開し、腐った部分が取り除かれました。その後も、一進一退の状態が続きました。足の手術も2回、3回と繰り返されました。徐々に傷が回復し、意識がしっかりし、食事が出来、杖歩行が出来るようになり3ヵ月後にようやく退院出来ました。

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