「四本足の女」 世間は、ジョゼフィン・マートル・コービンをそう呼んだ・・・
彼女は1868年、アメリカのテネシー州で、父ウィリアム H. コービンと、母ナンシー・コービン(旧姓サリンズ)の間に生まれた。子供時代の大半をアラバマ州のブラウント郡で過ごした。兄弟姉妹はマートルを入れて4男4女。彼女は生後3週間で体重が約4.5キロあり、よく乳を飲み、すくすくと成長した。
1890年の国勢調査によって、マートルは信じられないほど稀な奇形のケースとして世間の注目を集めた。翌年13才になると「テキサスの四本足少女」の呼び名で、見世物芸人の道を歩みはじめた。
最初のプロモーション・パンフレット(「マートル・コービンの来歴、1891年)には「夏の日差しのように優しく爽やかな性格」とある。その人気はたいへんなもので、休演の際には偽の代役が立てられるほどだった。マートルは身長約5フィート(約1.52メートル)、肌は抜けるように白く、眼は青く、巻毛で、とても知的だった。
彼女の人気は、そのすぐれたショーマン・シップに裏打ちされていた。内側の小さな足にも、外側の足と同じソックスと靴を履かせた。これが彼女にきわめて超自然的な風貌をあたえ、たちまち週に450ドル以上も稼ぐ売れっ子にのし上がった・・・
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