実際に行われた超恐ろしいナチスの人体実験

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麻酔なしでの手術、生きたままの人体解剖、性器の切除や性転換手術、有害な病原菌や毒物の注入……。ナチスドイツは、ありとあらゆる残忍な手段で人体実験を行ったという・・・

マラリア実験
マラリア治療のための免疫調査のため、健康な被験者が、蚊によって直接、あるいはメスの蚊の粘液腺からの抽出物を注射され、マラリアに感染させられた。マラリア感染後、被験者には、薬剤の相対的な効力をテストするため、様々な薬物が投与された。これらの実験に、1000人以上が動員され、その半数以上が死亡。

マスタードガス実験
被験者はマスタードガス(毒ガス)を肌に塗られた。全身に火傷を負ってひどい苦しみを味わい、盲目になったり死亡した者も。被験者の傷や回復の様子は毎日写真に撮られ、死亡者は解剖された。
被験者や解剖で取り出された臓器の写真は写真集として公刊されていた。

低体温実験
被験者たちは、耐寒飛行服を着せられて氷水のタンクに3時間漬けられるか、凍てつく戸外に裸で9時間から14時間さらされたあと、さまざまな方法で体を温められた。
この実験を強制されたほとんどの人間は死亡したという。

超高度実験
ドイツ空軍が新しく開発した戦闘機は、高度18000mまで上昇できるようになっていたが、このような高度における低い気圧に操縦士が耐えられるかどうかが問題となった。
12000m以上の高度に匹敵する低圧実験は、志願者に著しい苦痛を与えたために中断せざるを得なかったため、低圧実験室の中にダッハウ強制収容所の囚人を入れて高度20000mに匹敵する低気圧にまでさらす実験を、1942年3月頃から8月頃まで行った。
ユダヤ人やポーランド人やロシア人捕虜約80人がこの実験で亡くなり、実験の経過は克明に記録され、死体は解剖された。かろうじて生き残った被験者もひどい後遺症に苦しんだという。

海水飲水実験
海水を飲むことを可能にするための様々な方法を調査するために、ダッハウ強制収容所にて実験が行われた。食べ物を奪われて海水だけを飲まされた。被験者は、ひどい脱水症状になり、飲み水を得ようと、新しくモップがけされた床を舐めるところが目撃されたという・・・

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